松中クリーニング店

沼津市内浦にあるとされる地域に密着したクリーニング屋さん。
防空壕にて定期的に話題に出る、妄想ラブライブ!サンシャイン!!に登場する。



松中クリーニング店では、いつも笑顔で内浦と浦の星の生徒達を見守る、松中のおばさんが働いている。
スクールアイドルを始動した物の、衣装の調達に困っていたAqoursメンバーの話を聞きつけた松中さんは
自分が衣装作成を引き受ける事を進言する。

衣装の問題が無くなり、本番であるラブライブ!予選に向けてより一層練習に力を入れるAqours。
そんなAqoursが、ウォーミングアップのランニングで店の前を走っていくのを
松中さんは目を細めながら、いつもの笑顔で見送っていた。

だがAqoursのメンバーは9人だ。
当然衣装は全部で9着必要になる。
昼間は通常のクリーニング屋の業務をこなし、深夜に衣装制作を進める松中さんの体は
やがて限界を迎えようとしていた。

午後、授業を受けるAqoursの耳に入って来た救急車の音。
すぐにどこからか情報を聞きつけた小原鞠莉が大慌てで2年生の教室に飛び込んできた。



松中さんが、倒れた。



授業が終わった瞬間、Aqoursの9人は走って学校を飛び出した。
病室に辿り着くと、震える手で裁縫針を持ちながら、松中さんは泣いていた。

「ごめんね……ごめんね……」

衣装制作は間に合わなかった。
9人は必死で松中さんを慰めたが、ラブライブ!予選は2日後に迫っていた。



「仕方ないよ……」

予選当日の朝、浦の星女学院の校庭で、高海千歌はメンバーに語りかける。

「衣装は間に合わなかった、制服で踊るしかない。」

皆、静かに頷いた。
今のハイレベルなラブライブ!では、制服で予選を突破するなど間違いなく不可能だった。
だが誰もそれに異を唱える者は居ない。他に方法などないのだから。

「それじゃあ、準備が出来たら出発するよ。」

千歌を中心にバス停へと向かうAqours。
その耳に何かの音が聞こえて来る。遠くから近付いてくる、誰かの声とエンジン音。

「おーい!」

やって来たのは、地元の石材店を営む桑名さんと、その息子の聡くん。
桑名さんの軽トラは、Aqoursの前で停車した。

「聡くん、どうしたの?」

「間に合ったんだよ!!!」

聡くんが荷台に積まれた段ボール箱3箱を指さす。
Aqoursが慌てて箱を開けると、中には完成したばかりの9人分の衣装が入っていた。



「聡くん、これ!」

「配ったんだよ!街の人たちに!」

9人の衣装はパーツ毎に分けられ、街の女性の居る家に配られた。
その人達の手で、Aqoursの衣装は一針一針縫われて行ったのだった。
衣装の配布と回収に走り回ったのは桑名さんだった。

「予選突破してね、絶対だよ!」

千歌は無言で頷いた。
自分たちは、松中さん、桑名さん、聡くん、そして街の人達の為に絶対に負けるわけにはいかない。
右手にぐっと力を入れる。

その手に握られた衣装。
それは街中の想いが詰め込まれた、魂の絆だった。



なお実際のアニメでは、渡辺曜が衣装を作成している。

  • 最終更新:2018-01-12 00:06:28

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